人間の能力は霊界にある
木は木として、魚は魚として、猫は猫としての性分(生き方・役目)があり、有意義にその役目を行うことで調和が保たれるのであります。
使命の完遂こそが自他平等を確立することになるのです。
人間だけが変わっていて、自己の意思で全てがどうにでもなるといったような錯覚に囚われているのです。
だから人間だけが苦悩と言うものを持っているのです。
本来、人の先天的な能力は霊界にあり、自己の意志で決定されることではなく、大いなる何者かの意思により成るものなのです。
人間の能力である、活動(運動・感覚・言語・知覚・精神・生命・内臓の活動)は本来真実に気がつけば、人為的にはどうすることもできないものであるということが分かるのです。
然し、そこに気付くものは本当に少ない。
グルジェフの言う如く全ては自動的に起こるのです。
そうすると、その法則は何処からもたらされているのかと申せば、神界、霊界、幽界、そして怨念や不浄化霊、執着、未練等の様々な要因の働きと、生体としての無明(本能的な意思)により自動的に起こってしまっていることなのです。
この法則から逃れるためには、自己の本質を見つけることでしか解決する事はできないのです。
グルジェフは、これを『自己想起』と言っていましました。
我々はこのままでは、唯の連鎖作用としてこの世に生きています。
それでも何かを知り得る者となると『プロメテウス』となるのです。
然しプロメテウスは、鎖に繋がれて未だ自由(真理)がありません。
更に苦悩してその状況から離脱できれば真理の体現者となりうるのです。
私の勉強会では、この鎖を外すことを目的に色々な取り組みをしています。
興味のある方は、是非勉強会においでください!