神主が語る神道と心霊の話

神道、神霊、霊学、霊術の話

業と因縁

生まれ変わり死に変わりして浄化向上していくのがこの世界の定めであると、私はブログで何度も綴っています。




全ての者は何回、何十回と輪廻転生を繰り返しながら一歩一歩進んで行くのです。




業や因縁とは即ち過去で清算できなかった、『宿題』のようなものなのです。




学生時代を思い出してください。




宿題は自分の力でやり遂げなければならないものです。




友達や親に代わってもらうことでは何ら自分のためにはなりませんよね?




業や因縁も全く同じなのです。




今生で夫々がその業や因縁と対決して、一つづつ解決していかなければならないものなのです。




それを占いや呪術や神や仏に頼ることで解消できるとしたら、今生での貴方の浄化向上は見込めないのです。




それは単なる状況の変化を他者の力によって解決しただけの事だからです。




自分の努力や愛心の発動がないからです。




神は人を救わないと私はしつこいぐらい言っていますが、本来この世に我々が存在していること自体が神の恩恵のおかげである事を、何故人は気づかないのでしょうか?




苦悩や障害などの不幸な環境に生まれ、今の人生を悔やんでいても何も変わることはありません。




その状況に生まれたことに真の意味があるのですから。




この心の葛藤を払うためには、自分自身の中で『明らめる』ことが必要となるのです。




総てを在りのままに理解して、そこから出来ることをするだけなのです。




ここに気が付いた人は心の闇が払拭されて、生命の偉大さと生きていることへの感謝の念に包まれます。




それが業や因縁を払拭して、浄化向上へと向かう唯一の道なのです。




丁寧に正確に言えば、神様は人を救わないのではなく神の懐で人生を送っている直日達(私達)が、自らの力(理解すること、目覚めること)で切り開くことが救いの道であると示しているのですよ。




それが、属人的な自我の判断で真実の方法を知ることなく、藻掻きに藻掻いて修羅道を彷徨ってしまうのです。




神道では内面の神と、外在の神という言い方をしています。




外在の神とは即ちこの世界をお造りになった神様で、内在の神とは神の分霊である直日霊の自分の事を云うのです。




そこに気が付くことが因縁や業を昇華させて浄化向上することになるのです。




内在の神とは即ち『真我』であり、業を背負って右往左往しているのが『自我』というものなのです。




自我は和魂霊と荒魂霊の作用にすぎません。




本来の自分は一霊である直日霊なのです。




しかしこの人間という衣を纏ってしまうと、殆どの人が自我に支配されて、現世にどっぷりと浸かってしまうのです。




改めて考えてみてください。




この広大な世界の中で、それも人間として生まれてくることができた奇跡に対して、神の恩恵と感謝を忘れないことです。






【勉強会のお知らせ】



整体霊術講座・終戦記念日戦没者慰霊祭


日 時:8月15日(土) 10:00~17:00(昼食付)


場 所:杉並区の公民館


内 容:拝神行事、整体霊術(基礎編)、霊障を除く湿布の話、戦没者慰霊祭、鎮魂法、直会


締切り:8月13日(木)




結界霊術講座


日 時:8月16日(日) 9:00~17:00(昼食付)


場 所:杉並区の公民館


内 容:拝神行事、結界の張方と用い方、霊術講義、鎮魂法、直会


締切り:8月8日(土)




禊合宿(どなたでも参加できます)


日 時:8月22日(土)~24日(月) 初めての方でも1泊2日から参加できます


場 所:栃木県の神社の宿坊(朝夕2食付)


内 容:山駈け、奥宮巡拝、禊(夕・朝)、霊学講座、昇殿祈祷+希望者に初学講座


締切り:8月17日(月)




申込み:kenyu.kouza@gmail.com

×

非ログインユーザーとして返信する